M-65タイプのジャケットに採用したオイル加工は、昔のように生地にオイルを塗り込む手法ではなく、オイルとパラフィンワックスを混ぜ込んで樹脂と共に生地に染み込ませた加工です。
それはチョークマークと呼ばれる生地の表面にでやすい白い線をできるだけ防ぐのと、オイル特有のベタベタな手触りと匂いを軽くするためです。
日常生活の中で着やすいオイル加工と思ってもらえればいいかと思います。
さて問題はそのジャケットのメインテナンスですが、先ずクリーニング屋に出すのはダメです。樹脂が溶剤で溶けてしまします。同じようにブリーチ剤なども使ってはダメです。
基本は水洗いで陰干し、アイロンは低温。これが選択する際のお約束です。
また昔の生地と違って着ていく中で追加でオイルを足す必要はありません。かなり強力に生地の中に染み込ませてありますので簡単にはオイルが逃げたりしません。もし生地の表面がそうなってしまったら、アイロンを低温にして生地の奥に入ってるオイル分を表に染み出させる事も出来ます。
ワタシ自身この半年くらい結構着込んでましたが、今のところその必要は全く感じてはいないですけどね。
これからもオイル加工に工夫を加えアイアンの1つの顔として継続していこうと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします。