サイドステッチとボタンの数ですね。
私はこれらはあくまでも機能を表すものとして考えてまして、サイドステッチは、脇の縫いが割り縫いと言うやり方で縫っている為に力のかかりやすい腰回りなどでは縫い目が開いてしまう事があるのを防ぐ意味で縫い代を片方に(後身側)の倒してその上からステッチで止めて補強をする意味が込められています。そして同じように補強にも役立つ袋地もその片方に倒したところまで縫い代を覆う形でありますので、その袋地の下端までサイドステッチを入れてあります。
ベルト下から18cmの位置をアイアンでは袋地の下端、と言うことはサイドステッチの終わり位置と決めて全アイテム通しております。言い換えれば見た目の長さが短い長いではなく機能を果たすためにはこの寸法がベストと考えている次第です。
それとフロントのボタンの数ですが、これも機能優先で4個にしております。それはアイアンのジーンズが昔の501などと比べ股上が浅いからでして、バイクに乗ることを前提としたジーンズなのでシートにまたがって上半身をやや倒した姿勢で苦しくないように股上を浅くしております。浅くした股上に合わせて4つのボタンとなっている次第です。
如何ですか?私は、ジーンズはその機能ゆえにその形になってると考えているので、アイアンハートのジーンズは目指す使用目的に応じて生地やシルエット、付属のボタン類、糸などを選んで作り上げております。
何にしろインディゴデニムのジーンズは最高ですよね!